お宮参りで訪問着を着たいものの、何色なら母親らしく上品に見えるのか、黒・白・赤などは避けるべきなのかと迷っていませんか。赤ちゃんの産着と色が重なったり、母親だけが目立ったりして、写真を見返したときに後悔しないか不安になる方もいるでしょう。
お宮参りの訪問着の色は、淡いピンクやクリーム、水色などが選ばれやすい一方、特定の色が一律にマナー違反になるわけではありません。色名だけで決めず、産着との濃淡、柄の華やかさ、帯や小物、家族全体の服装まで含めて考えることが大切です。
この記事では、母親におすすめの色、避けると無難な配色、紺・黒・白・赤の扱いを整理します。さらに、産着との組み合わせ、季節や撮影場所に合う色、訪問着と色無地・留袖の違いも具体的に解説します。
定番色をそのまま選ぶのではなく、自分の顔映りや手持ちの着物も踏まえて判断できれば、無理に買い直す必要があるかも見極めやすくなります。赤ちゃんを主役にしながら、母親も納得できる装いを選ぶための参考にしてください。
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お宮参りの訪問着の色は淡く明るい色が定番
記事ポイント 1
お宮参りの訪問着は淡く明るい色が定番ですが、黒・白・赤なども一律にNGではありません。
・クリーム、淡いピンク、水色、薄緑、薄紫は選びやすい
・濃色も帯や小物で祝いらしく調整できる
・色名だけでなく、明るさ・柄・産着との調和で判断する
・訪問着、色無地、留袖は家族全体との格を確認する
「お宮参りの訪問着は何色がいいの?」と迷ったときは、クリーム、ベージュ、淡いピンク、水色、薄緑、薄紫など、明るく穏やかな色から選ぶと失敗しにくくなります。これらの色は祝いの場になじみやすく、主役である赤ちゃんの産着も引き立てやすいためです。
ただし、お宮参りの訪問着に「必ず淡い色を着なければならない」という決まりはありません。紺、深緑、グレー、黒などの落ち着いた色でも、柄や帯、小物で明るさを補えば、お祝いの装いとして成立します。
母親におすすめの訪問着の色
お宮参りで母親が着る訪問着には、柔らかく明るい色がよく選ばれます。淡い色は赤ちゃんの初々しい雰囲気となじみやすく、神社や写真館でも家族写真を明るく見せやすいからです。
特に選びやすいのは、クリーム、ベージュ、淡いピンク、水色、薄緑、薄紫です。赤ちゃんが男の子か女の子かにかかわらず使いやすく、産着の色や帯によって印象を調整できます。
| 訪問着の色 | 印象 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|---|
| クリーム・アイボリー | 明るく温かい | 産着の色を問わず合わせたい | 白い産着とは濃淡を変える |
| ベージュ | 上品で落ち着いている | 幅広い年代や秋のお宮参り | 黄みが強いと顔色が沈む場合がある |
| 淡いピンク | 優しく華やか | 春や柔らかく見せたい場合 | 赤・ピンクの産着との同化に注意 |
| 水色 | 爽やかで清潔感がある | 春夏や涼やかに見せたい場合 | 屋外では白っぽく写る場合がある |
| 薄緑・若草色 | 穏やかで自然 | 男女どちらの産着にも合わせたい | 境内の緑との同化に注意 |
| 薄紫・藤色 | 上品で優雅 | ピンクを甘く感じる場合 | 青紫と赤紫で顔映りが異なる |
淡い色で顔がぼやける場合は、無理に定番色へ合わせる必要はありません。少し濃い青や緑、藤色を選び、半衿や帯まわりに白や淡い金色を入れる方法があります。
20代だからピンク、40代だから紺という厳格な年齢ルールもありません。年齢よりも肌映り、柄の大きさ、着る人の雰囲気、産着との相性を優先した方が自然にまとまります。
お宮参りで避けたい訪問着の色
お宮参りには白・黒・赤を着てはいけないという誤解がありますが、全国共通で特定の地色を禁止する明確な決まりは基本的にありません。避けたいのは色名そのものではなく、赤ちゃんより母親へ先に目が向く強い配色や、喪服を連想させるほど暗くまとめた装いです。
白を避けるという説明は、結婚式で花嫁と重なることを避けるマナーと混同されている場合があります。お宮参りでは白地やアイボリー地の訪問着も選べます。黒地の訪問着も黒留袖や喪服とは別物であり、祝いに合う柄と金銀・白系の帯があれば着用できます。赤や朱色も禁止色ではありませんが、高彩度の地色、大柄、強い金彩が重なると母親が目立ちやすくなります。
| 色・配色 | 扱い | 小物で補えるか | 回避策 |
|---|---|---|---|
| 白・アイボリー | 一律にNGではない | 補いやすい | 帯や帯締めで産着との境界を作る |
| 黒 | 黒地訪問着なら選択可能 | 補いやすい | 金銀・白・クリームの帯を合わせる |
| 赤・朱色 | 禁止色ではない | 柄が強いと補いにくい | 帯と小物の色数を抑える |
| 紺・深緑・濃いグレー | 落ち着いた色として着用可能 | 補いやすい | 顔まわりと帯を明るくする |
| 蛍光色・非常に強い原色 | 避けると無難 | 小物では補いにくい | 彩度を抑えた色へ変更する |
よくある失敗は、着物単体では上品に見えたため、産着との重なりを確認せず決めることです。赤い産着と鮮やかな赤系訪問着、白い産着と白地訪問着などは、抱いたときに色が集中・同化する場合があります。回避するには、産着を上へ重ねた商品画像を作るか、2枚の画像を並べ、色の面積と明暗差を確認します。
この見出しで迷ったら、特定の色を禁止するのではなく「産着と重ならない明度」「母親だけが突出しない彩度」「帯で補正できる色」の3点で選ぶと失敗しにくくなります。
紺色の訪問着は地味に見えない?
紺色の訪問着は、お宮参りで着用しても問題ありません。紺は赤、白、ピンク、クリームなど明るい産着を引き立てやすく、淡色で顔がぼやけやすい人にも選びやすい色です。
地味に見えるかどうかは、紺という色よりも、柄の量、帯の明るさ、顔まわりの配色で決まります。紺の訪問着に黒や濃紺の帯、小物まで重ねると全体が暗く見えますが、白、クリーム、淡い金、銀の袋帯を合わせれば祝いらしさを加えられます。
紺色の訪問着を華やかに見せるコツ
- 金銀や白系の袋帯を合わせる
- 半衿は白を基調にして顔まわりを明るくする
- 帯揚げや帯締めに産着の差し色を取り入れる
- 松竹梅、七宝、花など祝いに合う柄を選ぶ
- 屋外撮影では顔に影が出にくい位置を選ぶ
男の子の濃紺の産着と母親の紺色訪問着を合わせる場合は、同じ濃さにそろえないことがポイントです。母親を明るい青紺にするか、帯や小物へ白や金を入れて、母子の境界を作りましょう。
訪問着と色無地はどちらがふさわしい?
お宮参りでは訪問着と色無地のどちらも選べます。「色無地は無地だから格が低い」「訪問着なら何でも正式」という理解は正確ではありません。色無地は紋の有無と帯、訪問着は紋、柄、素材、帯によって装いの格が変わります。
訪問着は肩から裾へつながる絵羽模様があり、着物自体で祝いらしい華やかさを作れます。色無地は一色染めなので赤ちゃんの産着を引き立てやすい反面、紋なしで帯も控えめだと普段着寄りに見えることがあります。一つ紋の色無地に礼装向けの袋帯を合わせれば、改まったお宮参りにも対応しやすくなります。
| 比較項目 | 訪問着 | 色無地 |
|---|---|---|
| 華やかさを出す手間 | 柄があるため少ない | 帯と小物で補う必要がある |
| 産着との競合 | 大柄同士では起きやすい | 起きにくい |
| 格の確認 | 柄・紋・帯を見る | 紋の有無と帯が特に重要 |
| 写真での見え方 | 適度に華やか | 赤ちゃんを主役にしやすい |
| 向いている人 | 一着で祝いらしく整えたい人 | 控えめで端正にまとめたい人 |
よくある失敗は、色無地なら産着を邪魔しないと考え、紋や帯を確認せず選ぶことです。反対に、訪問着なら間違いないと考えて大柄・高彩度・強い金彩を重ねると、産着と競合します。色無地は袋帯で祝いらしさを足し、訪問着は産着を重ねたときに残る上半身の柄を確認しましょう。
この見出しで迷ったら、華やかさを作る手間を減らしたい人は訪問着、産着を明確に主役へ置きたい人は一つ紋の色無地から選ぶと整理しやすくなります。
お宮参りに留袖を着ても大丈夫?
お宮参りに留袖を着ること自体が、直ちにマナー違反になるわけではありません。ただし、「留袖は格が高いほど安心」という考え方は誤解です。着物は格が高ければよいのではなく、行事、立場、同行者の服装に合っていることが重要です。
黒留袖は既婚女性の第一礼装で、現代では主に結婚式で新郎新婦の母親や近い親族が着用します。色留袖は紋数によって格が変わり、五つ紋や三つ紋では訪問着より改まりの強い装いになります。お宮参りの母親には、訪問着、付け下げ、一つ紋の色無地の方が全体を調整しやすい傾向があります。
| 着物 | お宮参りでの扱い | 家族との調整 | 迷った場合 |
|---|---|---|---|
| 訪問着 | 母親の定番として選びやすい | 洋装の家族とも合わせやすい | 第一候補にしやすい |
| 一つ紋の色留袖 | 家族構成や慣習により選択可能 | 祖母を含めて格を確認する | 呉服店や着付け師へ確認する |
| 三つ紋・五つ紋の色留袖 | 改まりすぎる場合がある | 家族全体との格差が出やすい | 事前確認を優先する |
| 黒留袖 | 母親の一般的な選択ではない | 一人だけ格が高くなりやすい | 家族慣習がなければ訪問着を検討 |
よくある失敗は、家にある留袖を使えるという理由だけで、紋数や祖母の服装を確認せず着用することです。母親だけが五つ紋、祖母がカジュアルな洋装では、写真で格差が目立つ場合があります。回避策は、遅くとも参拝の1~2週間前までに、両家へ着物の種類と主な色を共有することです。
特別な家族慣習がなく迷う場合は、赤ちゃんを引き立てながら家族の洋装とも合わせやすい訪問着を選ぶと、当日の調整にかかる手間を減らせます。
お宮参りの訪問着の色選びと組み合わせのポイント
記事ポイント 2
訪問着は、産着との色合わせや撮影場所まで含めて選ぶと失敗を防ぎやすくなります。
・同系色にする場合は濃淡や鮮やかさを変える
・赤ちゃんの性別より実際の産着との調和を優先する
・季節、撮影背景、帯や小物まで含めて配色を整える
・母親と祖母は色より服装の格を大きくずらさない
お宮参りの訪問着の色は、母親の好みだけでなく、赤ちゃんの産着、季節、撮影場所、帯や小物、祖母の服装まで含めて選ぶことが大切です。訪問着単体ではきれいに見えても、産着と重ねたときに色や柄が競合すると、主役の赤ちゃんが目立ちにくくなります。
失敗を防ぐには、最初に赤ちゃんの産着を決め、その色を基準に訪問着を選ぶとスムーズです。同系色なら濃淡を変え、異なる色を合わせる場合は産着の柄に使われている差し色を小物へ取り入れましょう。
赤ちゃんの産着と訪問着の色の組み合わせ
赤ちゃんの性別に合わせて母親の色を決めなければならない、という決まりはありません。男の子だから母親も青、女の子だから母親もピンクにすると、かえって産着と訪問着が同化する場合があります。
最も短時間でまとまりやすいのは、産着を先に決め、母親の訪問着との間に明度差を作る方法です。濃紺の産着なら水色やクリーム、赤い産着ならベージュや薄緑、白い産着なら藤色や紺など、抱いた状態でも母子の境界が分かる組み合わせを選びます。
| 産着の色 | 合わせやすい訪問着 | 同系色を選ぶ場合 | 小物で補えるか |
|---|---|---|---|
| 黒・濃紺 | 水色・クリーム・薄紫・薄緑 | 母親を明るい青紺にする | 白・金の帯で補いやすい |
| 赤・朱色 | ベージュ・アイボリー・水色・薄緑 | 母親を低彩度の薄ピンクにする | 白・藤色の小物で補える |
| ピンク | クリーム・薄紫・グレー・水色 | 明度差を大きくする | 帯締めで境界を作りやすい |
| 白・アイボリー | 藤色・水色・紺・若草色 | 母親をベージュ寄りにする | 有彩色の帯揚げが有効 |
| 緑 | 薄紫・ピンク・クリーム・ベージュ | 黄緑と深緑に分ける | 金・白の帯で補いやすい |
よくある失敗は、産着と訪問着を別々の商品ページで見て、実際に重なる胸元の色面積を確認しないことです。柄の多い産着に大柄の訪問着を合わせると、色が違っても写真が過密になります。回避策は、産着が大柄なら訪問着の上半身に余白があるものを選び、同系色なら片方の彩度を下げることです。
産着の掛け方でも色の見え方が変わります。迷ったら、産着と訪問着を同色にそろえるより、明度差を作る組み合わせを優先しましょう。撮影前の整え方は、こちらの記事も参考にしてください。
季節に合わせた訪問着の色選び
春はピンク、冬は紺でなければならないという決まりはありません。着物の季節感は地色だけで決まるものではなく、柄、素材、袷・単衣・薄物といった仕立てを含めて考えます。
色は小物で調整できますが、袷を盛夏に着たときの暑さや、薄物を寒い時期に着たときの見た目と体感は、小物だけでは補いにくい部分です。一般的には10月~5月が袷、6月・9月が単衣、7月・8月が絽などの薄物とされますが、地域、当日の気温、滞在時間も確認します。
| 季節 | 選びやすい色 | 柄 | 優先する対策 |
|---|---|---|---|
| 春 | 桜色・クリーム・水色・若草色・藤色 | 桜・梅・藤・若葉・四季の花 | 写実的な季節柄の時期を確認 |
| 夏 | 白・水色・青・薄緑・明るいグレー | 流水・波・紫陽花・朝顔・秋草 | 色より母子の暑さ対策を優先 |
| 秋 | ベージュ・薄茶・深緑・くすみピンク | 菊・萩・桔梗・紅葉・七宝 | 帯で暗さを補う |
| 冬 | 紺・深緑・藤色・赤紫・クリーム | 松竹梅・椿・南天・雪輪・鶴 | 防寒具を脱いだ配色も確認 |
よくある失敗は、季節色だけを重視して、夏に袷を選び、着付け・移動・祈祷・撮影の2~4時間で母親が消耗することです。回避策は、参拝を涼しい時間へ移す、撮影を別日にする、単衣や薄物へ変更する、体調によって洋装へ切り替えることです。
色は季節のおすすめから選べますが、最後は母子の体調を優先してください。夏は色より素材と滞在時間、冬は色より防寒と移動距離を先に決めると、当日の負担を減らせます。
写真映えを意識した訪問着の色選び
写真映えとは、鮮やかな色を選ぶことではありません。赤ちゃんの顔、産着、母親の表情がそれぞれ分かり、背景から輪郭が浮き上がることが重要です。高彩度の色を選べば自動的にきれいに写るという考えは誤解です。
白やクリームは顔を明るく見せやすい反面、真昼の直射日光や白背景では柄が白飛びする場合があります。紺、黒、深緑は輪郭を引き締めますが、木陰や暗い社殿では顔が沈みやすくなります。着物を変更できない場合でも、白い半衿、明るい帯、撮影位置で補正できます。
| 撮影場所 | 映えやすい色 | 起きやすい失敗 | 回避策 |
|---|---|---|---|
| 朱色の社殿前 | 水色・薄緑・藤色 | 赤・オレンジが背景と重なる | 社殿から少し離れて撮る |
| 緑の多い境内 | ピンク・クリーム・薄紫 | 深緑の輪郭が弱くなる | 白・金の帯を見せる |
| 白いスタジオ | 水色・藤色・紺 | 白系訪問着が同化する | 背景変更か有彩色の小物を使う |
| 暗いスタジオ | クリーム・淡いピンク・白系 | 黒・紺が沈む | 正面光と明るい半衿を使う |
よくある失敗は、着物全体の写真だけを見てレンタルし、赤ちゃんを抱くと胸元の柄が産着で隠れることです。回避策は、上半身に残る地色、袖、帯の3か所を確認し、産着を掛けた状態でも色の境界が残るものを選ぶことです。
写真を最優先する場合は、着物の色を決める前に、神社の社殿色とスタジオ背景を確認しましょう。背景を変更できない場合は、訪問着より帯・帯揚げ・撮影位置で補う方が手間を抑えられます。
訪問着の色に合わせる帯と小物
訪問着の色を決めた後は、帯、帯揚げ、帯締め、半衿、草履、バッグを組み合わせます。お宮参りでは、訪問着に祝いの場に合う袋帯を合わせると、全体の格を整えやすくなります。
袋帯には、金銀、七宝、亀甲、松竹梅、唐草、華文などの格調ある柄が向いています。ただし、金銀の面積が大きい帯と金彩の多い訪問着を重ねると華美になりやすいため、着物と帯のどちらかを控えめにします。
| 訪問着の色 | 合わせやすい帯 | 小物の配色例 |
|---|---|---|
| 淡いピンク | 白金・クリーム・淡い銀 | 藤色・薄緑・白 |
| ベージュ・クリーム | 金・白・銀・淡い青緑 | ピンク・藤色・水色 |
| 水色・青 | 白銀・淡い金・クリーム | 薄紫・淡いピンク・白 |
| 薄紫・藤色 | 銀・白・淡い金 | 薄緑・ピンク・クリーム |
| 緑 | 金・白・クリーム | 藤色・黄色・ピンク |
| 紺・黒・グレー | 金銀・白・明るいベージュ | 薄紫・水色・淡いピンク |
帯揚げや帯締めには産着の柄に使われている一色を取り入れると、母子の装いにつながりが生まれます。半衿は白を基調にすると、顔まわりの明るさとフォーマル感を両立しやすくなります。
草履とバッグは金、銀、白、ベージュ系が合わせやすい色です。神社には砂利や階段があるため、見た目だけでなく歩きやすさも確認します。赤ちゃん用品のバッグは、撮影時だけ画面の外へ移動させれば問題ありません。
母親と祖母の着物の色は合わせるべき?
母親と祖母の着物を同じ色にそろえる必要はありません。同じ色になってもマナー違反ではありませんが、家族写真で重なって見えないよう、濃淡、柄の大きさ、帯色を変えるとまとまります。
色より重要なのは、母親と祖母の服装の格を大きくずらさないことです。母親が訪問着で祖母が洋装でも問題ありませんが、祖母だけが五つ紋の黒留袖、母親がカジュアルな小紋では格差が目立つ場合があります。
| 母親の着物 | 祖母の合わせ方 | 仕上がり |
|---|---|---|
| 淡いピンク | 藤色・青緑・グレー | 色が重ならず上品にまとまる |
| クリーム | 紺・藤色・落ち着いた緑 | 立場を分けやすい |
| 水色 | 薄紫・ベージュ・グレー | 爽やかで落ち着く |
| 紺色 | クリーム・薄紫・明るいグレー | 写真全体が暗くなるのを防ぐ |
母親と祖母が同系色を選ぶ場合は、母親を明るめ、祖母を少し落ち着いた色にすると自然です。ただし、年齢だけで祖母を暗色へ限定する必要はありません。
参拝日の1~2週間前までに、和装か洋装か、着物の種類、主な色を共有しておくと当日の食い違いを防げます。両家の祖母が参加する場合も、一方だけが極端に格式高くならないよう確認しましょう。
専門情報から確認する訪問着の格と色選び
お宮参りでは、色の好みより先に着物の種類と格を確認します。訪問着は未婚・既婚を問わず着用でき、祝い事に用いられる準礼装・略礼装として扱われるため、母親の装いに適しています。
着物は高価なら格が高い、淡色なら礼装になるというものではありません。格は着物の種類、紋、柄付け、素材、帯との組み合わせで変わります。着物教育を行う専門機関でも、TPOに応じた種類と格の選択が重要と説明されています。詳しくは、織田きもの専門学校による着物の種類と格の解説も確認できます。
訪問着は絵羽模様によって華やかさを出しやすく、色無地は紋と袋帯で格を整えやすい違いがあります。濃い訪問着も色だけで不適切にはなりませんが、柄が少なく、帯や小物まで暗い場合は慶事らしさを補う必要があります。
よくある失敗は、商品名に「訪問着」と書かれているだけで、素材、柄、帯の格を確認しないことです。レンタルでは着物だけでなく、帯、帯締め、帯揚げ、草履までセット画像で確認してください。迷った場合は、控えめな絵羽模様の訪問着に礼装向け袋帯を合わせると整えやすくなります。
訪問着選びで起こりやすい失敗ケース
訪問着の色選びでは、着物単体の写真だけを見て決めた結果、産着と重ねたときに想像と違って見えることがあります。特にオンラインレンタルでは、画面の明るさや撮影照明によって、実物より淡く見える場合があります。
現場で起きやすい失敗:ピンクと赤が集中する
淡いピンクの訪問着と赤・ピンクの産着は、別々に見ると祝いの日に合う組み合わせです。しかし、赤ちゃんを抱いて産着を重ねると、母親の胸元から赤ちゃんの袖まで暖色が連続し、母子の境界が分かりにくくなることがあります。
回避するには、母親をクリーム、水色、薄緑へ変更するか、同じピンクでも明度差を大きくします。変更できない場合は、藤色や白の帯揚げが見えるように整えると境界を作れます。
現場で起きやすい失敗:人気色で顔が沈む
淡色が定番だからと、普段選ばない黄みの強いベージュを試着なしで決めると、自然光で顔色がくすんで見える場合があります。人気色が本人の肌に合うとは限りません。
回避するには、似た色の布を顔の近くへ当て、窓際の自然光で確認します。淡色でぼやける場合は紺や青緑を選び、白い半衿と淡い金色の帯で祝いらしさを補う方法があります。
また、着付け、移動、祈祷、撮影が続くと、合計2~4時間ほどかかる場合があります。色や写真映えに集中しすぎて、授乳時間、母乳漏れ、帯の締め付け、暑さへの準備が不足することもあるため、母親の体調を優先してください。
お宮参りの訪問着の色に関するよくある質問
Q.お宮参りの訪問着に絶対NGの色はありますか?
特定の地色を全国共通で禁止する明確な決まりは基本的にありません。白、黒、赤も一律にNGではなく、柄、帯、小物、産着との組み合わせで判断します。
Q.お宮参りで母親が黒い訪問着を着ても大丈夫ですか?
黒地の訪問着であれば着用できます。黒留袖や喪服とは異なりますが、黒い帯や小物を重ねると暗く見えるため、金銀、白、クリームなどで祝いらしさを加えます。
Q.白い訪問着は花嫁の色なので避けるべきですか?
お宮参りは結婚式ではないため、花嫁と重なるという理由で白を避ける必要はありません。ただし、白い産着や白背景とは同化しやすいため、帯や小物で境界を作ります。
Q.男の子なら母親も青系を選ぶべきですか?
性別によって母親の色を決める必要はありません。男の子の紺色の産着にクリームや薄紫を合わせるなど、実際の産着との調和を優先します。
Q.手持ちの訪問着が濃い色しかない場合は買い直すべきですか?
お宮参りに合う格があり、産着より目立ちすぎなければ、色だけを理由に買い直す必要はありません。白や淡い金の帯、明るい帯揚げで調整できます。
Q.オンラインレンタルで色を選ぶ際の注意点は?
商品画像1枚だけで判断せず、着用写真、屋外写真、色の説明、産着との組み合わせ例を確認します。スマートフォンとパソコンなど、2台以上の画面で見ると色の思い違いを減らせます。
Q.母親と祖母が同じ色の着物でも問題ありませんか?
同じ色でもマナー違反にはなりません。家族写真で重ならないよう、濃淡、柄の量、帯色を変えるとまとまります。
Q.産後約1か月でも訪問着を着られますか?
体調に問題がなければ着用できますが、着付けから撮影まで2~4時間程度かかる場合があります。授乳、母乳漏れ、帯の締め付け、暑さへの対策を優先してください。
まとめ|お宮参りの訪問着の色は産着との調和で選ぼう
お宮参りの訪問着の色で迷ったときは、クリーム、ベージュ、淡いピンク、水色、薄緑、薄紫などから検討すると選びやすくなります。ただし、淡色は絶対的な決まりではなく、紺、深緑、グレー、黒地も、柄や帯で祝いらしく整えれば着用できます。
大切なのは、特定の色を避けることではありません。産着と訪問着が同化せず、母親の顔色も明るく見える組み合わせを選ぶことです。産着、帯、小物、撮影場所を含めて確認し、母親が無理なく着られる訪問着を選びましょう。
この記事を書いた人
みよ&ゆみ(着物きれいスタイル運営)
日本舞踊や着物文化に長く親しみ、宗家ふじのりゅうで師範として活動してきた2人が運営しています。みよは舞踊の指導・舞台経験、ゆみは京都での生活と看護師としての経験を活かし、着物姿の所作や着用時の身体への負担まで含めて記事を確認しています。この記事も、お宮参りで訪問着を選ぶ母親が失敗しやすい色選びのポイントを、着物の格や配色の知識をもとに整理しています。











